2021年7月27日火曜日

走り(GSX-S1000F)「2020年モデルW0」

 【走り】(GSX-S1000F)「2020年モデルW0」


3型隼も検討しましたが、車重、停止時の取り回し、維持費、年齢による体力、購入費用を考え、GSX-S1000Fを選びました。所有満足度や装備は、圧倒的に隼でしょう。しかし、コーナリング性能は、軽さもとても大切です。ただ、同じ価格なら隼を買います。乗り出し価格160万円までを目安にしていましたが、人生で時速299kmマシン所有をあきらめ、お安い方を選びました。

人生初のアルミフレームと倒立サスペンション。試乗もしていませんが期待していた通り、楽にコーナリングできます。ただ、過度なクイック感ではありません。大型バイクなのでそれなりの重量感もあります。気になるようなクセもなく、自然かつバイク主導で曲がってくれます。ツーリング中に見知らぬ他車とコーナリング性能を比較すると、特に優れているので無く同等でしょうか。きつめの低速コーナーは、前所有車よりコーナリング性能を劣るように感じます。ホイルベースが40mm長くなったからでしょうか?コーナリング中に車体が安定しており綺麗に曲がれる特徴を持っていますが、低速コーナーを抑え込む感覚が大回りになる傾向です。クネクネ道でのコーナリング中に前後のタイヤからの情報を感じることができます。標準装着タイヤは、スポーツタイヤに分類されると思います。スポーツタイヤで、ここまで感じ取れることは、初体験です(バイクの違いのことを言っています)。ここまでは、新車装着タイヤです。

次に後輪タイヤの偏平率を標準50から55に変えました(いい感じです)。フォークの突き出し量の調整での試走は、まだです(電装のケーブルと干渉するので躊躇しています)。

スロットルを開けるとすぐにスピードが上がるのでスピード違反に気を付ける必要ありです。2019年モデルから刀スロットルが付いていますが、6速の時速60km台前後でギクシャクします。郊外の一定速度で多用する域なので困ります。症状がでれば一度スロットルを戻してスロットルワイヤーを軽く引っ張るイメージで修正していますが・・・。停止時からの一瞬の出足は、ギ比の設定から速くありません・・・。これから125ccのスクーターとの対決で検証します(笑い)。

前輪ブレーキは、ネット上で不満の意見が多々ありますが、今のところパッド交換するつもりなしです。握り始めの利き具合は、穏やかです。握り込んでいっても普段使いの範囲なら不満なし。夏のクネクネ道では、純正タイヤの性能効果と相まって強く握ると十分効きます。ただ、全般的に言えるのが、握り始めからの立ち上がり方が遅いでしょうか。つまり、制動距離が長めになる印象です。過去に前所有車のウェーブディスクで経験した立ち上がりの早い物は、制動距離こそ短いですがコントロールできず、意図した以上の手前で減速してしまいます。このバイクの純正パッドは、市街地での事故回避のような急制動で不満に思うかもしれません。また、雨での急ブレーキは、効きがあまいので追突することに注意を必要とします。限界まで摩耗したら、社外品のSBSを装着予定。後輪ブレーキは、もう少し穏やかに効いて欲しい位いです。コーナリング中は、踏み込み力に気を使います。

前後サスペンションは、フロントのバネ1.0設定以外、最弱にしていますが、一般道やクネクネ道でフワフワしません。一般道では、まだ硬めに思うくらいです。クネクネ道では、少し荒れた程度の路面なら何も不安となるような要素をライダーへ伝えず、サスが吸収してくれます。路面に刻まれた縦溝も気になりにくいです。ただ、衝撃で体を飛ばされそうなときもあります。体重57Kg。

人生初のスリッパークラッチは、ありがたい。不安感なしでコーナー手間で1速へ変速できます。ただ、シフトダウンする時は、排気音を楽しみたいのでアクセルをあおります。スリッパークラッチなしでもバンク中にシフトダウンしても平気でしたが、タイヤの性能を考慮する必要もあるかもしれません。

エンジンブレーキは、前所有車と比較し圧倒的に扱い易くなりました。クネクネ道にて前所有車で1速でコーナリングするとエンブレが効きすぎて扱いにくかったコーナー(2速でパワー不足)で、1速でもアクセルコントロールが容易です。ただ、道との相性もあり、アクセルコントロールが難しくなったコーナーもあります。

車体からの熱は、とても上手く処理されています。過去に所有したバイクは、夏の渋滞で足の太ももなどが赤くなるくらい暑かったです。このバイクは、その暑さを感じられません。靴へ少し温さを感じる程度です。

中古車を買われた方へ、タイヤは新品装着後、使用開始時の熱が入ってから劣化も始まります。このバイクは、十分パワーもありタイヤが劣化(摩耗ではない)していると滑って転倒する危険があります。あと、劣化したステアリングベアリングの交換(全てを網羅できる指標ではありませんが4~7万Km走行で)も重要です。そら曲がりませんよ!!

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