2017年6月18日日曜日

タイヤ交換、ダンロップ ロードスマート2 (Z750S)

タイヤ交換、ダンロップ ロードスマート2 (Z750S)
2020年7月の状況では、ロードスマート2メーカー廃盤のようです。在庫限りでしょうか?
ロードスマート3Sが、お安く購入できる製品となったかも知れません?ロードスマート2より割高ですがお探しください・・・
バイク(Z750S_2005年モデル)のタイヤを、DUNLOP ROADSMART Ⅱに交換しました(2017年6月)。

前輪



後輪

新品の溝の深さは、前4~4.5mm、後ろ6.5mm
製造年は、前輪2017年14週、後輪2017年10週。
   
1)交換してから600km走行して感じたこと

総評:つかみはOK。
交換して良かった。これから摩耗が進んで寿命までの変化を観察していきたい。
もう少し深くバンクできればと思い、この点で少し不満あり。
あと、ハンドリングが自然ではなく、たまにバンクさせていく過程でハンドルの挙動に違和感を感じる。これをタイヤのクセと表現することが妥当なのかを悩みます。

Metzeler ROADTEC Z6(以下、Z6)、ピレリエンジェルST(以下、ST)、
ROADTEC Z8M INTERACT (以下、Z8M_i)新品時との比較
①ロードスマート2 (以下R2)のハンドリングは、交換直後から200Km位?まで自然でない。ハンドルが不自然に動くことが時々ありびっくりする。タイヤをなじませる必要があるようだ。低速で交差点を曲がるときに、急激にハンドルがきれ込んで行くことがある。ワインディングをそこそこ楽しむときでも少し違和感を感じるときがある。
優位 Z8M_i>>>Z6>ST>R2 劣勢

②R2のコーナリングは、STよりは好みである。新品時特有のタイヤがコーナリングを、きれいにかつ最速で導いてくれる。
 Z8M_i>>>R2>Z6>ST

③コーナリング速度は、Z8M_i優位と感じる。
 Z8M_i>ST>R2≒Z6 

④バンク角の深さは、ST優位。
 Z8M_i≒ST>Z6≒R2

⑤アマリング
狭い R2>ST>Z6>Z8M_i ひろい

⑥コーナリング中のグリップ感
 Z8M_iは、他のタイヤより少し安心感があり優勢。その他の3者は、深くバンクさせた時の安心感は、ありません(気温25℃未満)。
 ワインディングのコーナー手前の直線で1速にシフトダウンした時、Z6だけタイヤが左右に振られてスリップ音を出していました。
Z8M_i>>>R2≒ST≒Z6 


前輪の溶け具合


後輪の溶け具合

 前輪のサイドが中央より先に摩耗し、8000Kmで交換された実話も聞いており勝手な目標18000Kmで前後同時交換などのたくらみは、今後のツーリングコースの選定次第でしょう。交換後の3000Kmくらいまではタイヤのおいしい時期を満喫するためワインディングへの遠征メインとなるでしょう。

2)R2に交換してから1300km走行して感じたこと(7月)
  (新しい内の満足度は、85%。Z8M_i>>>R2>Z6>ST)

①R2は、過去に装着したSTやZ6と逆転し左側のアマリングが多い。

②R2は、コーナリング中の路面からの衝撃がSTやZ6より大きい。
 路面が荒れているとたまにダダダと跳ねて後輪が滑るように感じる。
 Z750S程度の車重では、タイヤの剛性が強すぎるのか?

③R2のワインディングでの走行は、イン側へ適度に切れ込んで行く感じで楽に曲がれる。
コーナリングのフィーリングは、好みである。
1点危ないのは、コーナー後半にアクセルをしっかり開けないと切れ込んでいくのでイン側のガードレールへ突っ込みそうになるコーナーがある。

④R2は、もう少し深くバンクできればと不満に思う(私の技量での話)。
  この不満を解消できれば、満足度95%になる。
  メーカーとしてスポーツタイヤとのすみ分けとグリップ力を考慮した安全性を考えた仕様となるんでしょうが。この点ではSTが優れている。また、タイヤショップの評価では、他の銘柄より低く感じられるように書かれているものを見かけるが、私の意見は異なる。タイヤショップの評価は、サーキットやワインディング走行を優先的に考慮したと仮定した場合、R2の深くバンクできないことをマイナス点としたのでしょうか?あと女性向けなどと書かれていたが、初心者や技量の浅い方は、癖のあるタイヤなのでかえって危ない場面に遭遇しコケルかも?その点Z6の方が安心。R2は、一定のバンク角までをスパンと寝るのでステップにシューズをだらんと乗せているとシューズの先を路面に、こすってビックリします。

ロードスマート3発売のニュースにロードスマート2も触れられている。
どうやら、ロードスマート2は、スポーティー向けに設定されている(ハンドルの舵角が多い)。
http://guide.jsae.or.jp/topics/101757/

2)R2に交換してから8000km走行して感じたこと(2018年5月)
前輪の溝の深さ2mm、後輪4mm。
ワインディングでイン側へ切れ込んでいく感じが無くなった。ただし、曲がんねーは、感じない。
馬力の低いz750sなので後輪は、2万km持つかも?前輪は、1.3万kmかな?

3)R2に交換してから1万km走行して感じたこと(2018年6月)
ハンドリングが重く感じられるようになった。ただし、STの時まではひどくない。
左右に連続するワインディングで深くバンクしなくなりコーナリング速度が低下したように感じる。ただし、とあるカーブで確認したところ、摩耗が進んだZ6のように曲がんねーは、感じない。
後輪の溝は、たっぷり残っている。しかし、スリップサインまで我慢した場合、前輪の交換まであと3000km未満かな?

3)R2に交換してから1万1200km走行時点(2018年7月)
溝の深さは、前輪の中央1.2mm、後輪の中央3.5mm。前輪の側面は、スリップサインが出た。
スリップサインの出た更に外側の溝の深さは、もっと浅い。

前輪



後輪

4)R2に交換してから1万2150km走行でタイヤ前後WF-2へ交換(2018年7月)
残りの溝の深さは、前輪の中央約1.0mm、後輪の中央約3.0mm
R2は、馬力の低いz750sなら、前輪2回、後輪1回の交換頻度で使えそうです。
前後交換したSPORTIAC WF-2は、他のツーリングタイヤより常にコーナリング中の安心感を得られます。また、ブレーキの利き具合の差も良く感じ取れます。ただ、 6320km使用で終了。

追伸、Metzeler ROADTEC Z8M INTERACT(2018年11月交換)は、z750sのツーリングタイヤとして強くお勧めします。今までと次元の違う走りを体感できます。
Z8M INTERACTは、2019年8月:前輪側面アクセル側1万700kmでスリップサインを更に超えて摩耗した。クラッチ側面側は、スリップサインぎりぎり手前状態。前輪センターは、2.0mm残。 後輪センターは、ミゾ3.0mm残。 2019年10月:後輪1万5500kmで交換。側面スリップサインまで摩耗した。 後輪センターは、ミゾ1.1mm残。 Z8M INTERACTは、ワインディングでの使用を繰り返すと想定外の側面の摩耗を加速的にする。
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