2016年4月16日土曜日

シリンダーヘッドカバーガスケット交換(Z750S)


シリンダーヘッドカバーガスケット交換(Z750S

バイク(Z750S)のシリンダーヘッドカバーガスケットを交換しました(20164月)。
交換した理由は、クラッチ側の前からニジミを見られたから。
交換は、6時間もあれば充分と思います。ただ、掃除も含めています。


部品名

品番

数量

ガスケツト,ヘツド カバ-

11061-1165

1

ガスケツト,スパーク プラグ

11061-0104

4

リング(0),ヘツド カバ- ボルト

92055-1352

6


イル漏れ。ヘッドカバー側が、にじんでいます。 


交換した古い部品です。


ガソリンタンクを外すコツは、タンクの後ろ側を浮かせる。
写真ではゴムハンマーを利用。


作業できる空間が増えます。
これによってホースを脱着する時間を短縮できます。


写真の人差し指側と反対側の2か所を
両指を使って強く押し込みながらジョイントを引き抜きます。
写真にはありませんが、ボロ布をひいておきます。


ホースのジョイントが外れた状態。

冷却水を抜きます。

外していきます。

プラグ交換レベル

このあたりのコネクタやネジをバラシます。
プラグキャップなどを抜き取るため必要になります。

こちらも外していきます。


エアーサクションバルブカバーを外します


クラッチ側から外します





ラジエターを前側にズラシます。
ラジエターを固定している上下のボルトは、外します。


反対側のエアーサクションバルブカバーも外します


写真中央のカバーを取り外します
カバーにツメが左右に各2か所あります。ボディー側に、ツメをはめる穴があります。
よってカバーをたわませて外さないと割れます?


取り外したカバー
付け忘れに注意。
私は、付け忘れたので再度ラジエターをずらしました。


カバーを外すと掃除が出来ます。
オイル漏れしてドロドロでした。
掃除は、必須です。


ヘッドカバーのネジも外してすっきり。


取り外しは、ラジエターホースが邪魔をします。


カバーの内側。


参考


参考。
2回目(2021年)の交換時は、写真左側のホースを少しずらしました。


参考
カムかじりは、ありませんでした。


黒い液体パッキンをプラスチック製ヘラと爪で剥がします。
1時間以上必要でした。
このエンジンは以前に、ここのガスケットをバイク屋で交換されています。


パーツクリーナーで脱脂します。
上のカバー側の脱脂も忘れずに。


写真撮り忘れ
パーツクリーナーで脱脂後、プラグ用新品のガスケットを取付け。
こちらのガスケットを先に取り付ける理由は、次に塗る液体パッキンの硬化が始まるから。


液体パッキン。
1年半前に使用した残りです。
中身は、チューブ内のキャップ付近で硬化していましたがほじくり出しました。


黒い液体パッキンを塗布。
基本は、ここだけ塗布します(反対側も塗ります)。


新品のガスケットをのせる(写真は交換前のガスケット)



GPZ1000RXとは、ガスケットの構造が違います。
構造が違うことを知らなかったので交換を検討している時、???がいっぱいでした。
GPZのように、ガスケットをヘッドカバー側に液体パッキンで先に固着させる必要なし。


ヘッドカバーをのせる
ボルトを6箇所しめる(締めトルク9.8N(1kgf))
トルクレンチなしで締めました。
締めこんでいくと急に硬くなるのでそこでストップしました。
ボルトの締めつけ順序(英語で記載されていました)。
クラッチ側の後ろ側からスタート  半時計回りで四隅(中央は締めない)を締める
中央後ろ側  中央前側
アクセル側の後ろ端  クラッチ側の後ろ端(こちらは2度締め。中央は締めない)

あとは、取り外した部品を取り付けます。
液体パッキンを乾燥させるために24時間以上、エンジンを始動させません。
翌日の24時間経過後、走行しました。

3年間もたずに、交換後38,200km走行してオイルにじみ発生(2019年1月)。
にじみが消えたり出たりの繰り返しでしたが、乗らない冬に結構漏れた(2021年1月)。
前回交換してから79,400km走行後で交換(2021年4月)。
 

ついでに、痛み気味のラジエターホースを1本のみ交換。
ガスケット交換と同日に実施。
写真にはありませんが、Oリングも1個交換。


1か月後、
残りのラジエターホースを3本交換。
前回ラジエターから外した箇所から漏れたため。
10年以上経過した部品です。

交換作業は、2時間程度。
写真にはありませんが、Oリングも1個交換。